2018年8月20日月曜日

TelemarkFestivalen2018

先週末、去年、一昨年に引き続き今年も毎年Bøで行われるTelemarkフェスに参加してきました!
去年はオープニングコンサートの壇上に立ってお話したりと貴重な経験をさせて頂きました。

今年は、Bøのスペルマンスラグの一員として、フェス中、ショッピングセンターやダンスフェスでの伴奏役、町中をクラシックカーに乗って、車内で演奏しながら町中を移動するパレードで。去年とは違う経験をさせて頂きました!


それもあって、多くのコンサートは見れませんでしたが、それでも見たいものは見れたので、とても楽しめました。それだけでいえば、去年以上かもです。
オープニングコンサートでは今年亡くなられたLeif Ryggさんに関するコンサートもありました。
ハーディングフェーレとビオラのデュオÅnon Egeland og Mikael Marinさんのコンサートでは何とも渋い音色の演奏をたくさん聞くことが出来ました。その中で、この渋いおじ様たちが演奏する可愛らしい曲もあったりしました。
Ånonさんとはその数日前に工房に楽器の修理で訪れてお会いしていて、その彼の楽器のひび割れ修理を担当させていただきました。仕上がりも「Excellent work!」と満足していただけて良かったです。その楽器はHeddalの古い楽器で、ちょうど最近Heddalが一部関わっていると思われる1700年代の楽器の修復を長い時間かけて終えたところでしたので、その楽器は演奏するキーの関係上ライブでは使われませんでしたが、タイムリーに彼の晩年の作品と出会う事が出来てとてもよかったです。

Ruth Wilhelmine Meyer, Knut Buen and Anders Røine
町から車で20分ほど離れた場所にある素敵な建物Villa Rundeで行われた彼らのコンサートはどういう風に形容して表現したらいいのか、とても難しく、歌手のRuthさんは美しい歌声を持っていると同時に自然界の音を声で表現するといっても大げさではないくらいにエキゾチックでした。例えば鳥のような鳴き声の爽やかな声もあれば、暗く奇妙な声色も出して、会場もその時は少しざわついてました笑 共演していたKnutさんもAndersさんもニヤリとしていました。
しかし、いってよかった!と思えるとても素晴らしいコンサートだったのは間違いなくて、ただどうまとめて表現したらいいのか、あまりにも複雑で、語彙力のなさを悔やみます^^;

Gåte with Knut Buen
今フェスの大目玉がこちらでした。Gåte昔活動していたバンドでしたが、長い間休止していたようで、最近復活して、色んなフェスに出ているようで、このTelemarkフェスにも参加しました。フォークとロックがかけ合わさったバンドで前評判がとてもよかったので、更にクヌートさんもそれに加わるというのでとても楽しみにしていました。
結果を言うと、まずクヌートさんが参加したのは、途中たったの1曲でゆったりとした楽曲だけでした。最初から聞いていて、確かにこれは演奏一緒には無理でしょwって思うくらい激しい曲が多いバンドでした。
野外で音響も難しかったと思いますが、遠くから聞いていても音が結構きつくてしんどく感じながらも、圧倒的なそのパフォーマンス力は流石というべき完成されたものでした。
エモーショナルと激しさの中にも歌のGunnhildさんの持つ華やかさがバランスよく、とても魅了されました。たぶん日本の方もきっと好きだと思います。
終わって立ち上がったらちょっとめまいしましたけど…笑
そのあとのこの日最後のResjemheiaがなんと落ち着いて聞けたことか笑
いや、彼らも割かしロック寄りの伝統音楽バンドなんですけどね。

Anne Hytta
ハーディングフェーレ奏者としてとても有名な方です。
私もこの間のlandskappleikenで少しお話させていただきました。
今回はBøの古い教会(モダンと古い教会二つあります)でのソロコンサートでした。
最終日、前夜の激しさから一転しての穏やか過ぎるコンサートに癒されました。
5弦+5弦のハーディングフェーレ?と呼べるかは分りませんが、少し特殊な楽器も演奏されてました。
教会の入り口になぜか日本語が。笑 そんな日本人来る場所なのかな?


フェス最後のコンサート
Vinjeのハーディングフェーレ奏者Øystein Romtveitさんによる演奏をメインに、さらにヴァイオリニストでハーディングフェーレ奏者でもあるEllen B.NordstogaさんとピアニストGeir Botnenさんによるクラシックの演奏もあったりと、良いしめくくりとなりました。
GeirさんとはBotnenの地を訪れた時とクレモナに行ったとき2度お会いしていた方で、久しぶりの再会がとても嬉しかったです。前々から彼のピアノを聞いてみたいなと思っていたので、まさかこのフェスで聴けるとは…感動でした!

また今フェスではノルウェー音楽のコンサートやKappleikなどの大会では欠かせない、この世界の人ならまず知らない人はいないであろう写真家Knut Utlerさんの過去の作品を展示したエキシビジョンもあり、彼のこれまでの功績を称える場もありました。私も光栄なことに、何度か撮っていただいた事あって、しかも彼は演奏だけではなく、その場の何気ない瞬間も撮影していて、それを気さくに送って下さったりします笑 もちろん全員にではないでしょうけど。
僕も「これいつの間に撮っていたの?笑」と思う写真もあったりして、送ってくれました。大男の印象ありますが、物腰柔らかくて、お優しい方であります。

フェスの写真は下記でたくさんご覧になれます。
https://www.facebook.com/telemarkfestivalen/
今回も後程いくつか動画をアップします。

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