2017年7月12日水曜日

Landskappleiken 2017 at Røros 2日目~日本人奏者、KlasseAへの高い道~

2日目、この日からコンペティション鑑賞開始。
この日行われた部門は
Hardingfele Klasse(クラス)B
Dans Hardingfele B
Dans Fele  C,B
Halling B
Durspel(アコーディオン)ジュニア、シニア
Super D(60か65歳以上の各部門)
Open klasse(自由な演奏)
Lagspel ジュニア
Lydprøve open
この様にタイムスケジュールと場所が記されています。
よって全てを見れるわけではないです。
どれや誰を見たいかある場合は事前に奏者リストを調べておく必要があります。

まず最初のお目当てはハーディングフェーレ・クラスBの演奏。
名前は良く存じていたのですが、未だお会いする機会がなかったハーディングフェーレ日本人奏者の樫原聡子さんの演奏を初めて聴き見る事が出来ました!
落ち着いた丁寧で綺麗な演奏をされておりました♪会場でご挨拶だけ出来ました。
そして、初日大変お世話になった友人の演奏を見て、聞いたところによると今回が初めてのkappleikeでの演奏だったそうですが、緊張は見られたものの技術はかなり高く感じました。これはかなり上に行くのではと思っていたのですが…
全ての奏者の演奏を見る事が出来たわけではないのですが、樫原さんの評価にしても、中々大会の審査は厳しいのだなと感じました。審査基準について詳しい事は分かりませんが、審査する人の好みも影響するのだとか…なので、思わぬ高得点が取れたり逆もあるそうです。
Bクラスは合格点の75点を2度取るとAクラスに上がれるそうですが、今回トップの方でも合格点に届いておりませんでした。
ん~Aクラスへの道は厳しいと感じさせられます。

続いてみたのは、Durspel シニア
Ulf-Arne Johannessenさんの演奏も見てきましたよ。既に何度か来日されており、日本のノルウェー音楽デュオ、ノルカルTOKYOとのパフォーマンスをご覧になられた方も多いかもしれませんので、ノルウェー音楽を知る日本の方々にとっても、有名な方だと思います。

ここでミスした。午前中最後に向かったハーディングフェーレ演奏によるダンス(男女ペアでGangarやspringarを踊る)クラスB部門。
個人的にとても好きなダンサーがいるのですが、Sigbjørn Ruaさんと言うソロではクラスAのトップダンサーの1人。今回Aクラスのリスト見てても名前が無くて、あれ?と思っていたのですが、その会場向かうと、あれ!!??彼じゃない!?なんとそのクラスで踊っていたのです。しかもOttarの演奏で。演奏中のため中に入れず遠くからの鑑賞。確かにリストみたら載ってる。聞くと相手の方がBクラスなので、それに合わせてるって事をずっと前に聞いたの思い出した。落胆…

午後はSuperDをまず鑑賞
これは60か65歳以上の方が行う各部門のパフォーマンスです。
その年代ならではの落ち着き、深みと言いましょうか、自分が思ってた以上に見入ってました。



Open klasse、こちらは決まりが特にない自由な演奏の場、色んな楽器が登場しました。中にはMusic sawでのメロウな演奏に会場に笑いも…
その後、樫原さんとハーディングフェーレやノルウェー音楽について色々お話する事が出来ました。7年程こちらに住んでいらっしゃる様で、入るのが難しいとされるOle bull Academyに通われたり、先日Raulandでのマスタークラスを無事終えられたそうです。以前はBøにも訪れては、こちらにあるハーディングフェーレに関する昔の奏者や音源のアーカイブスから自ら勉強しに通っていたとか。経験から来る樫原さんの自信も垣間見ることが出来ました。また、現実の厳しさも合わせて、色々勉強になりました。

夜はコンサートも見れて、そこで昼間逃したSigbjørnさんのダンス見れました!魅了された!彼のダンスはトリッキーな動きをされるダンサーの印象では僕はないですが、力強くたくましく、落ち着いていて、一つ一つ綺麗な姿勢でとても品があるダンスをされます。素敵なんです本当。機会あれば、是非とも見て頂きたい方です。

そんな感じで2日目終了。さて次回は、壇上に私も登場します…

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