2018年4月30日月曜日

4月まとめ

あっという間の4月も終わりの日。
忙しい中でもしっかりと合間合間に春を満喫できたと思います。
もう今は暑いですよね^^;

4月は3月のイベント出演が多かったのに比べて、今月はコンサートを見たり、また旅に出る機会が多かったです。コンサートは以前書いた通りですが、旅ではまず新潟。
ちょうど桜の時期に訪れることができました!初の新潟を満喫してきました。
お寺、夜桜、桜の木の下で朝食、爪切りで有名な諏訪田製作所の工場見学など、堪能してきました。



続いて台湾!こちらも初めて訪れました。
2泊3日でしたが、早朝ついて深夜に出たため、3日間フルで旅してきました。
食事がとにかく安くて、おいしくて、昔タイに行ったことがあるのですが、朝食などは屋台で食べる人が多かった事を思い出しました。台湾も同じようです。
このように紙にオーダーしたいものを記入して渡すのが、向こうでは一般的の様です。
1元=3.5円?くらいみたいなので…安いですよね。



千と千尋の神隠しで有名という九扮にも言ってきました!



ただ聞いた話では、特に関係ないらしいです笑。
むしろ今回滞在したホテルに、以前宮崎監督が泊まったらしく、むしろそっちが舞台になっているとか?(確かにホテルの雰囲気は言われてみると似ていました)
また、博物館やお寺にも!
博物館では日本でも話題になった(らしい。僕は知りませんでした)翡翠で作られた白菜が!
それに比べて人気のなさが伺えたお肉(笑)


 龍山寺
台湾人作家さんが多く集まる市場にも行きました!
大きな建物の一フロアと外にあった元は倉庫?のような場所にたくさん作家さんのブースがあり、もう丸一日かけてじっくり見たかったところでした。本当楽しかった。おすすめです!
最終日ともあって、残金から何か1品、バン!と自分用に買おうと思ったものの、結局それ以上にお土産用に買いたくなってしまって、結局自分用には何も買わずでしたが、満足行く買い物ができました♪




またいつか機会があったら、今度は自分へ…

そんな感じで、食、文化、歴史、など勉強もたくさん、たっぷり詰め込んだ3日間、毎日約2万近く歩いていて、さらに体感温度32度…だったので、休息のはずが、気づけばグッタリして帰国(笑)でもとても良い息抜きにはなりました。

演奏活動
4月28日に近所で最近お世話になっているアンサンブルノエルさんのミニコンサートのゲストとして、今回で2回目で、前回は1曲クラシックを皆さんと、+1曲は伝統曲のウェディングマーチ。
今回はハーディングフェーレをソロで3曲+楽器などの説明を午前と午後の2部で行ってきました!これと言ってそこまで緊張もせず、割かしイイ感じで弾けました。
講演後、以前演奏した時にもいらしてくれてた方が、その後テレビでノルウェーの番組を見たらしく、それにハーディングフェーレが出ていた!と教えてくれたり、別の方からはまた演奏する機会あったら是非教えてください!と。楽器の質問も受けたり、興味持ってくれたようで、嬉しかったです。ノエルの皆さんからも、選曲もよかったと言ってもらえたのは自信に繋がりました。ノルウェーの伝統曲は、特にテレマルクなどは複雑なので、演奏することに少しまだ抵抗があります。なんせ僕自身が最初ノルウェーの伝統曲がよくわからなかったと思っていた人間でしたからね笑
だからこそ、その中でも僕が思う聞きやすい曲選びはしていて、その感性は結構当たっているような気がします。
僕が演奏でできることはまだまだまだまだ小さいけれど、地道に演奏は少しずつ人前で弾けるように、またこの楽器やノルウェーのことを知ってもらえるように、この調子で努力していこう♪
セットリスト
Lydarlåtten
Fosslanden, springar(Telemark)
waltz fjellblomen etter endre bleie(Hardanger)
()は地域名

製作進行状況
本体はUVルームに入れました。
先ほど、指板とテールピースの象嵌細工埋める作業メイン部分を終えました。
めっちゃ疲れました^^;一個一個、糸鋸で切って、やすりで整えて、形をはめていく作業をひたすら黙々と…
入れた時点ではこんなに汚いですが、これを後にきれいに整えたときの感動は大きいです。その分の苦労が…ね笑

さて、そんな感じで4月が終わりました。
5月は今週クローズドのヴァイオリンの講義をプロ、アマの奏者の方々にしたり、セミナー?みたいなのもあったり、あとはこれがいつの日か登場する…かも?(わかる人にはわかる話、ヒントはノルウェー大使館のツイッターを見るのが良いかな?)

では、新緑の美しい季節を満喫しましょう。
暑さに皆さまお気をつけて~



2018年4月18日水曜日

名刺製作の裏話

過去にいくつか名刺を作りました。
始めは確かイギリス、ニューアークviolin製作学校時代
そして、会社勤めしていた時。

今回ノルウェーから戻ったら名刺作りたいなと思っていたのですが、それに記載する事項を考えるとまずホームページやメールアドレス、そしてロゴをしっかりしたものを作らなくてはと思い、結果帰国してから2か月ほどかかって、ようやく名刺が形になりました。
それが、1月末ごろのお話。それから2か月ちょっと、手持ちの枚数を確認するともうすでに残り僅か。来月のことを見越して、追加注文しました。
ちょっと今回は、その中でロゴ製作の裏話。
実はノルウェーにいた頃、ある日、この写真を何気なく撮ったのです。
ハーディングフェーレとヴァイオリンの頭。
このシルエットを見たとき、この名刺のロゴが浮かびました。
僕が出来ることがロゴを見てはっきりと分かるようにと思っていた中で、このデザインは最適でした。
もちろんハーディングフェーレ自体まだまだ知られていないため、左のを見たところでハーディングフェーレだ!とすぐにわかる人はまだまだ少ないと思いますが笑

帰国後、昔通っていたヴァイオリン教室の方たちとご飯に行ったとき、隣に座っていた友人にふと「ロゴ作りたいんだよね~」と話すと「え!手伝うよ!」と言ってくれて、そういえば、デザインに詳しい方だった!とその返事で思い出して、色々相談に乗ってもらいました。

ただ、僕が無知過ぎたのがいけませんでした。てっきり昨今の技術(illustratorとか)であれば、ある程度手描きで描いたら、自動的にいい感じに整えてくれるとばかり思っていたけれど、実はそうではなく、手描きのデザインがそのままロゴになると思ってね!と言われて、「あ、これはすごい大変な作業だ。。。」と一瞬諦めかけました。
でもその友人のせっかく作るなら、厳しくとも満足行くものを作ろう!という想いが伝わってきて、大変でしたが、描いて、データ化してもらって、それを修正して、またデータ化して。。。を繰り返して、何とかロゴが完成しました。
名刺が出来上がって、1枚目、最初に名刺を渡す相手はどうしてもその友人に渡したくて、完成したことはそれまで他の方には内緒にしてました。
本当にお忙しい中、こんな無知の人間のお願いを最後までしっかりお手伝いしてくれた友人には心から感謝です。

これから、色んな人にこの名刺が行き届くのかなぁと思うとちょっとわくわくしますね。


2018年4月14日土曜日

日本の宝

と、僕のために書いてくれた高校の同級生。
大げさだけれど、せっかく頂いたこの言葉を無駄にしたくない。
これからも誠意ある姿勢と労を惜しまず、進んでいきたいと思います。
周りの絵柄は僕のハーディングフェーレの処女作のロージングを見て、別の同級生が描いてくれました!


2018年4月13日金曜日

えちごひめ

昨日今日と新潟に行っておりました!
素晴らしい場所、素晴らしい人たち、素晴らしい食、自然に囲まれて穏やかに過ごしたひと時でした。
お土産にイチゴの越後姫を頂いて、製作しながら頂いてます!
大粒で、甘くて、果汁あふれる...本当においしい!
新潟のことはまた後日書く、かも。




2018年4月11日水曜日

Xenogears 20th anniversary concert @舞浜アンフィシアター

”20年の時を経て、再びあの頃の記憶が蘇る”
今回のコンサートのテーマとして、そう語られている。
ゼノギアスは僕自身も昔プレイしていたゲームで、ただ内容は当時11歳?か12歳くらいだったか、その当時の自分には難しくて、あまり内容は理解はできていなかったと思う。
ただ、それでも記憶に残るゲームの中身、キャラクターや戦闘シーン、フィールド上での動きだったり、そして何より耳に直接入ってくる音楽は特に覚えている。

当時はまだ”ゲーム音楽”という一つのジャンルとして、サントラを聴くという習慣は僕にはなく、ただたくさんゲームはしていました。(アダプターが熱くなるまで、ほぼ毎日のようにw)
なので、作曲家さんの名前とか当時はよく知りませんでした。
大人になって、記憶が正しければヴァイオリン制作学校に通っていたイギリス時代かなぁ。とあることがきっかけで、ゲーム音楽を過去の作品であったり、既プレイの作品、そして作曲家にもしっかり注目するようになり、その中でも最も好きになった作曲家さんのうちの一人が、このゼノギアスやクロノトリガーの音楽を手掛けた光田康典さん。

そんな背景があり、今回はそのゼノギアスが今年20周年ということで、また本当に多くのファンがいるゼノギアスという作品であったため、今回のコンサートは僕自身も必ず参加せねばと意気込んでおりました。運よくチケット入手できました。
4月7日、8日とそれぞれ昼、夜公演の計4公演、僕は8日のお昼公演に参加しました。
席はなんと前から4列目!場所が真横だったため、何名か出演者は見えませんでしたが、顔がはっきりわかる距離で大興奮でした~
結論から言いますと、本当に素晴らしいコンサートでした。同じ時代にこうしてその作曲家さんが手掛けるコンサートに参加できることを誇りに思えるくらいでした。

ミュージシャンもまた編成も素晴らしくて、当日はスクリーンでゲームのシーンが再生されるなど、物語の流れで音楽も演奏される仕組みでしたが、映像もみたいし、演奏家さんもみたいしで、あちこち忙しかった(笑)
演奏家さんたちに関しても一人一人書きたいことあるんだけれど、さすがに書ききれないので、申し訳ないけれど、絞って書きます。すいません。
まずはANUNA!
アイルランドのコーラスグループ。今回は生で初めて彼らの歌声を聴くことができましたが、なんかもう、今目の前で、本当にこの音色を人間の声が出しているのか?と信じられないくらい美しくて、「傷もてるわれら 光のなかを進まん」(アルバムCREIDの方でいえば、そのタイトルのCREID)は特に好きな作中の歌の音楽で、これが流れたときは、もう言葉に出来ないくらいで、またこの曲をやはり作った光田さんって一体...

次に曲順でいうと、その「傷もてるわれら...」の次に流れた「やさしい風がうたう」
これも本当に大好きで、この曲で一際輝いたのが、アコーディオンの藤野由佳さん、そしてティンホイッスル、ローホイッスル、イーリアンパイプスの野口明生さん。
もうやはり光田さんの音楽には欠かせないお二人ですよね。はぁ~もういいところで、藤野さんの音、野口さんの音がそれぞれ振り分けられていて、感動でした。(なお、サントラ今聞きながら書いていても、鳥肌がひどいw)

では次に、ケルティックハープの梅田千晶さん!梅様!
大好きなハープ奏者で、今やゲーム音楽界でも梅田さんの存在はとても大きいのではないでしょうか?彼女の奏でるハープはその曲の理解力から来るのか、どの曲にも合うんですよね。盗めない宝石とか、美しかったなぁ。アヌーナの歌っている後ろで伴奏する梅田さん、めっちゃかっこよかったの覚えてる。

オーケストラの皆さんも本当に素晴らしいかったです。一人ひとりの演奏技術は一級品なのではないでしょうか?アンコールのバルトやラハンでもコンマスさんやビオラの方1名も魅せてくれましたね!

今回初めて見た演奏家さんの中で、僕が惚れたのはバンド隊のお三方、エレキギターの坂本遥さん、エレキベースの小栢伸五さん、そしてドラムの山本真央樹さん。
めっちゃかっこよかった。ホンマに楽しそうに演奏するなぁ!!って見ててこっちまで気持ちよかったなぁ。特にギターの坂本さん♪
戦闘曲など、燃えましたね。

パーカッションの寺田典子さんも、少し席から遠かったけれど、いろんな打楽器を駆使して、演奏するそのお姿に魅了されました!

ピアノの森下唯さん、はぁ。。。いつもながらピアノはずるいなぁって思います。泣かされる。ピアノのソロの曲もいくつかあって、静かに聞き入っていました。

そして最後にJoanne Hoggさん
北アイルランドの歌手。Small two of pieces~軋んだ欠片~では涙が...
僕にとっては今回のコンサートは再会もテーマになっていて、そこから色んな想いが込み上げてきました。
そして、Star Of Tearsではブズーキを弾いていた光田さんがジョアンヌと並んで弾くその姿はもうテンション最高潮でした!
ちなみに光田さんは、パーカッションやシンセサイザーもやられておりました!

って、あれ、結局全員紹介してる(笑)


最後、アンコールも終わって、出演者の皆さんがステージからはけて行き、僕自身、終わってしまったぁと感動とありがとうと色々落ち着いていた時、何やらテーブルが運ばれてきて、ん?何か始まるのかと思ったら、スポットライトに照らされて、一人残った光田さんが、何やら箱をテーブル置いた。それはSmall two of piecesのオルゴールだった。
鳴らして、その横で光田さんが深々と一礼をしたとき、僕の中でこれまでの20年であったり、彼のこの作品に対する思い、お客さんに対する思い、何か色々なものがその姿から自然と感じ取れました。
物を作り上げていく過程の中で、いろんな葛藤があって、苦労があって、でもその先にある自身の信じる作品、感動を求め続けていく光田さんは本当に心から尊敬する方です。
彼のおかげで、このゼノギアスという作品がなければ僕自身も今どうなっていたかって時折考えます。大げさなことでもないと思います。

スタッフの皆様、演奏者の皆様そして光田康典さん、素晴らしいコンサートをありがとうございました!
画像、プロキオンスタジオ公式から拝借致しました。セットリストと出演者。




2018年4月1日日曜日

4月1日Shanachie&Annikorコンサート@高円寺Grain

今日は北欧音楽(主にフィンランド、スウェーデンそしてノルウェー)のコンサートを観に行ってきました。
シャナヒーそしてアンニコルの二組によるコンサート
~Visor dansar som blomma-花のように歌は舞う~



いやぁ、もう、本当に拙い言葉でしか語れなくて申し訳ないのですが、感動に溢れたコンサートでした。今回とても楽しみにしていたので、前情報、動画などは観ずに参加しました。(あ、でもリハ?の映像は一つ観てしまったなw)
1曲目、アンニコルの4人の歌声とシャナヒーの奏でる楽器達、最初の一つの音から鳥肌が立って、それ以降終始変わらぬ気持のまま最後まで聴き続けていました。
しかも最前列の真ん中!(しか空いてなかったw)近すぎたのかもしれないけれど、ずっと聴き心地は良くて、多分相当集中して聴いていた、というよりは彼女達の奏でる北欧の物語の世界に自然と深く入り込んでいたのだとも思いますが、7人いても一人一人の音色がしっかり自身の身体に染みわたっていく感覚でした。
普段僕が聴いている、もしくは弾いている伝統音楽の世界の北欧の雰囲気とは全く違う伝統音楽の世界を感じました。ただ僕はノルウェーしか知らないので、スウェーデンやフィンランドの音楽に詳しい方々にとってはまた違った印象を持っているのかもしれませんね。
しかし、本当に美しかった。衣装もとても素敵でした!
幸せでした。皆様ありがとうございました!
ノルウェー現地の人たちにも聴いてもらいたいなあって思いました。
言葉だけでは伝えられない悔しさは毎度の事ですが、もし少しでも興味あれば、皆さんにも聴いてもらいたいユニットです。
過去のライブ映像ですが、載せてみようかと!でも是非生で聴いて欲しい♪
https://www.youtube.com/watch?v=5w3e012wGaw

そして、最近自身に対して思う事は、歌が好きなんだなぁって。
嫌いだったとかではもちろん全くなくて、ただノルウェーに居た頃も現地の伝統歌もたくさん聴いてはいたけれど、頻度はやはりハーディングフェーレが多かったせいもあるのか、そこまで集中して聴いては来なかった。昨年12月に聞いた北欧音楽のライブで、野間美紀さんが歌っていたのを聴いた時も、歌良いなぁって感動していた。人の声は楽器にはない美しさがありますね。北欧の歌はその良さを引き出す音楽なのかも。ちょっと今後は北欧の歌の世界もたくさん聴いて行こうかなと思いました。