2017年10月7日土曜日

ヴァイオリン製作の聖地クレモナ~日本人製作者と再会と新たな出会い~

先日9月28日~10月2日までイタリアはヴァイオリン製作の聖地クレモナ、そして年に一度の楽器フェアのモンドムジカを訪れました。
今回はノルウェーの方々とハーディングフェーレに関連して同行しました。
と、時系列順に書きたい所なのですが、ちょっとまず先に日曜日の出来事から書かせて頂きます。

今回クレモナを訪れたのは2度目で、初めての時もモンドムジカでした。
そしてクレモナ在住の日本人ヴァイオリン製作者(修理修復含む)輪野光星くんと再会しました。彼についてはHPをご覧ください!→http://artviolins.net/

初めてお互いを知ったのは、当時私はまだイギリスのNewarkヴァイオリン製作学校生時代で、これまた懐かしいmixiを当時は良く利用していたのですね。
ある時ふと「日本人でヴァイオリン製作を海外で学んでいる人たちのコミュニティを作ったら面白いのではないか?」と思って、コミュニティを作りました。
そこで彼も参加してくれました。そして後にはじめてクレモナに伺った際にお逢いしました。その後日本の弦楽器フェアで一度お会いして以来だったので、とても久しぶりでした。
いつもSNSとかで、ニスや色んな事に凄い勉強熱心な所を拝見していたので、私は自然といつも刺激を受けていました。
なので、再会はとても楽しみでした。
今回新たに出会ったのが同じくクレモナ在住でヴァイオリン職人の伊藤亮介くん
彼のHPはこちら→http://luthierito.web.fc2.com/#home

昔アイルランドに住んでいたり、今はヴァイオリン以外にもニッケルハルパや他の楽器も製作していて、今回初めましてなのに、とても親しみやすくて、北欧楽器を作っている点やアイリッシュ好きだったりと共通点もあり、とても話が合いました

お2人にクレモナの行きつけのカフェ連れてってもらい、談笑した後、モンドムジカとは別で街中で行われている展示会を見に行きました。綺麗な作り楽器が多くて勉強になります。そこで彼らの友人の職人さんを紹介してもらい、なんと彼はハーディングフェーレを自身でどこからか手に入れてハーディングフェーレ製作を試みようとしているらしいです。
せっかくなので、皆さんに私の楽器を見てもらいました!

 その後フラフラお2人についていくと、辿り着いた先は……なんとこちら
Eric Blotさんの工房!しかも工房内に入れてもらいました!
そこでも工房の方々に楽器を見てもらって、色々興味深い様子が伝わって嬉しかったです。
その後Ericさんご本人ともお逢い出来て楽器見てもらった後、一緒にお写真まで撮って下さいました!ありがとうございます!
※掲載許可得ています。
その後色んな貴重な楽器を数点見せて頂き、また修理修復の技術の高さなどとても刺激になる事ばかりで、とても為になりました!
工房の皆様、お忙しい所改めてありがとうございました。

その後輪野君と伊藤君とパブで軽くビールとつまみで職人話。
製作に向かう姿勢、今後の話、色んな苦悩はやはり共通してあるものです。それでもそれぞれがやりたいと思う事にうちらは全力で、だからこそ話をしていて、とてもワクワクもしてました。これからがとても楽しみです。
輪野君と一度別れ、私は伊藤君のご自宅へ。
そこで製作中のニッケルハルパを見せてもらいました!
ヴァイオリン職人の知識と経験、そして彼なりのアイデアが所々見る事が出来る唯一無二の作品。どんな音色がするのか完成が楽しみですね。

 モンドムジカで彼の家に泊まりに来ていた友人もハーディングフェーレに興味があったようで、そこでも見て弾いてもらいました。
お互いの過去の話などしながら美味しいピザを頂きました♪
その後輪野君と再び合流、そこでも初めましての日本人の方々!
と、もっと色々お話ししたかったのですが、私は残念ながらここでホテルへ戻らなくてはなりませんでした。
短い時間だったけど、再会と出会いは私の中で大きな出来事になりました。
輪野君、伊藤君改めてどうもありがとう!次回は日本でかな?
何か面白い事が出来ると良いな。
写真暗い(笑)

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