深沼さんは現地で、アイルランド音楽協会が認定する公認講師資格TTCTを取得されている方で、フィドルなど演奏されます。
ハーディングフェーレに関することや、実際に試奏など体験したいとの事で、お越しくださいました。
ハーディングフェーレを使用してアイリッシュを弾くアイリッシュフィドル奏者のCaoimhin O'Raghallaigh氏の演奏からこの楽器に興味が湧いたそうで、工房ではアイリッシュをハーディングフェーレ弾く深沼さんの試奏にしばし耳を傾けておりました。
僕自身、ノルウェーの伝統音楽の為に生まれたハーディングフェーレではあるけれど、その使用法は何もノルウェー音楽だけに固執する必要はないと思っています。もちろんプロとして僕はこの楽器を扱っている以上、その伝統の源はしっかりと大事に持っています。ただこの楽器の持つ可能性はノルウェー音楽だけではないと思っています。その音の響き、豊かさ、フィドル(ヴァイオリン)とは違う音色は色んな音楽にも通用すると思っています。アイリッシュもその一つだと思います。もしかしたら、弦であったり、駒であったり、通常のこの楽器のセットアップの特性上ガツガツ弾く速弾きには、少々不向きかもしれません。とはいえ、それもセットアップの仕方を変えれば…と専門的な話で逸れてしまうので、割愛しますが、とにかく曲調によってはむしろフィドルよりハーディングフェーレの方が合うなぁと思う曲もあります。あくまで個人的な感じる部分ですけどね。
なので、奏者が好むのであれば、遠慮なくこの楽器で色んな音楽を弾いてほしいと思います。
深沼さんから、アイルランドの音楽であったり、地域の差であったり、その他の民族音楽の世界のお話をたくさん聞くことが出来て、とても楽しかったです♪
色々良い参考になったそうで良かったです。中々日本ではハーディングフェーレ自体弾ける機会もないですからね^^; お力になれてよかったです。
いつかCaoimhinさんのようなハーディングフェーレでアイリッシュを弾く人が日本でも見られると面白いですね♪楽しみです。
深沼さんのサイト、アイルランド音楽に関する事などがたくさん載っているので、是非ご覧ください!アイルランド音楽の教室もあるそうなので、ご興味ある方は是非♪
https://www.irish-fiddle.net/
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