2020年3月25日水曜日

背景色

楽器の背景色は楽器を綺麗に見せるうえでとても大事な所です。今はPhotoshopとかあるので、たぶん撮った後に色々編集できるのかな?
僕はそんな技術ないので(笑)アナログに背景用にユザワヤとか行って素材を探しに行ってます。
HPのギャラリー(https://www.keisukehara.com/gallery)を見て下さった方であればご存知かと思いますが、僕は普段紺色を背景色に使っています。これはノルウェーにいた頃にこの色しかなかったためです。ですが、案外楽器の映えも悪くなかったので、帰国後もそのまま同系色を使っていました。
ですが、ギャラリーのヴァイオリンは灰色を使用しています。
これは僕がキプロスのヴァイオリン職人さんのもとで勉強していた頃に撮ってもらったもの。師匠は楽器の証明書も自身で作成するほどのヴァイオリンの目利きと知識を持っているすごい方で、証明書を書くときに、楽器の写真を載せるんですね。その時にこの灰色を使うことを教わりました。楽器も綺麗に見えます。
他の色に関してはあとは白と黒なんかも時々みますね。

今回、灰色が手に入ったので、久しぶりに使用してみました。
そして気づいたことがあります。ヴァイオリンは問題なく綺麗に見えました。ただ紺色だとちょっと違和感...悪くないのですが、どちらかといえば、灰色の方が好きですね。
 うん、やはり灰色の方が楽器撮影には良いのかな。と思って、そのままハーディングフェーレも撮影しました。すると…おや?とハーディングフェーレだと、これも微妙な所なのですが、紺色の方が映える気がする…同じ楽器で比べてみました↓
皆さんはどう思いますか?好みで分かれそうです。
でも見慣れてくると灰色も穏やかな雰囲気できれいだなと感じました(どっちやねんw)
多分ですが、外枠の白蝶貝の装飾が灰色と似た色の為、若干同化してるからなのかもしれません。なので、背景が暗めの方が枠がハッキリするのかな?と…
個人的はどっちも良いです。
また、楽器のニスの色によっても背景色の合う合わないも多少あると思います。
お客さんの楽器を撮影する際は、どちらがお好みか選んでもらうとします。

あと、楽器ケース内の素材の色も同じ事が言えます。楽器ケースから開けたときの第一印象も実は素材の色で楽器の見え方に影響してくるので、意外とその辺りも重要な方もいらっしゃると思いますので、意識してケース選んでみるのも良いかもですね。



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